梁や柱が割れると家が弱くなる?
冬の時期の空気の乾燥…私達ヒトにとっては、カゼやインフルエンザの拡散・肌荒れなどが挙げられます。
では家にとっての影響は?というと、もちろん柱や梁などの乾燥による割れですね。
結論から先に言うと、木材の自然の乾燥による割れ(一般に干割れと言います)によって、建物の強度が下がるということはほとんどありません。
「ほとんど下がらないということは、下がる場合もある?」と思う方もいるとは思いますが、下がる場合の例としては、接合部付近の割れ・荷重が掛かったことによる割れ・梁の大きなねじれがあります。
もちろん状況によって一概には言えないので、これらの割れやねじれが現れたときには専門家に見てもらった方がいいかもしれませんね。
家を建てる際には、木材は人工か機械で乾燥させたものを使います。それでもまだ水分が含まれているので、とくに新築住宅だと最初のシーズンは木の伸縮が激しくなり、割れやねじれが起きやすくなってしまうので注意が必要です。
ここまで色々述べてきましたが、仮に「構造的に問題の無い割れ」だとしても、家を支えている梁や柱に割れが入って目に付く、というのは決して気分のいいものではありませんので(中には「それも木の味だ」とおっしゃる方もいますが)どちらにせよ、気になるようでしたら専門家に一度見てもらい意見を聞くのが一番ですね。